の続きのようなものです。
これは結局インプレッションゼロのままでした。
そしてクローズすることに決めました。
インプレッションがゼロだったのは、自分の予算(2000円/日 60,000円/月)では厳しすぎたというのが原因でしたがそれについてはあとで書きます。
このプロダクトが解決しようとした課題
「本やスクールで学べることと実務レベルでのプログラミングの差を埋める術が、実際に仕事を始める以外に方法がない」
ですが、もう少し本気を出して考えてみたところこれを解決すべき課題と考えることに無理があることに気付きました。
僕はスクールに行ったことがないので、その「差」が存在しているというのは僕の想像でしかないですが、まああるんじゃないかと思います。スクール上がりのプログラマーさんに話を聞いてみましたが異論なさそうでした。
ただ、20代後半、男性、地方公務員でエンジニアへの転職を考えている、みたいなペルソナ(僕の弟です)について考えたとき、彼らがその「差」の存在を知るわけがないし、その差があるらしいことをぼんやり知ったところで、「それを教えてくれるのがスクールでしょ?」と考えるのが自然ではないかと思いました。
おそらく彼らにとってその差を転職前に埋めることにはさほど関心はなくて、転職が成功すればあとはどうにでもなるはずで(実戦で差を埋めればいい)そこまではスクールがサポートしてくれるから大丈夫、というのが現実だろうと思います。
少し乱暴に言うと、僕が想定していたユーザーが本当に望んでいること(課題)はエンジニアになることであって能力を身につけることではない。つまりスクールこそが彼らの課題の解決の手段だと考えるのではないかと思います。
さらに追い打ちを掛けるように、無料のエンジニア養成スクールというものが世の中に少なからず存在していることを知りました。天国ですか?
序盤に言及した広告予算ですが、未経験のエンジニアにリーチするためのキーワードはどれも競争が激しくて、とても趣味の延長レベルで手を出すものではなさそうでした。
転職の斡旋がお金になるので、商売にしてる人がうようよひしめいているようです。
キーワードプランナーでいろいろいじってたんですが、少数のユーザーの反応を見たいだけでも月20万円くらいは用意しておかないときつそうだなーと感じました(少なくとも、グーグル広告だけを使う場合)。世知辛いです。
簡単に言うと失敗の理由は以下の二つだったと思います。
- 課題の検証が甘い
- 競合の調査が甘い
事前に何もやってないに等しいですね。。
今回は
- MVPを作ってさあ広告を打つぞーというタイミングで競合の調査が甘かったことに気付く。というのも、同じ課題を解決しようとしている競合はいないと考えていたが、広告キーワード的には競合だらけだった
- その費用に見合うだけの売り上げを作ることができるのか考えるうちに冷静になって課題の検証が甘かったことに気付いた
という感じでした。
2は感情が絡む問題なので我ながらわからんでもないですが、少なくとも1はもっと早く調査できたはずなので悔しいですね。
初期の段階でざっくりでもどういう手段でMVPの反応を見るつもりなのか考えるようにします。
どうせクローズするならということでソースコードを公開しました。
最近いくつかプロダクトを作っているんですが「必ずひとつ以上は挑戦したことのない技術を取り入れる」を最低条件にしています。
こうしておけば今回のようにプロダクトがすべっても技術者として成長できるという安心感があります。
今回はマテリアルデザインを使ってみようということでmaterial-uiに挑戦してみました
使い方を学ぶ途中で副次的な効果として、Reactの新しい文法(?)の useStateとuseEffectを学習することができました。これすごいですね。
いま新しいプロダクトを作っているところなんですが、これらを使うことでclassをほぼ書かなくなりました。
技術的な成長としては成功です。イェイ。
おまけ
プロダクトを考えるセンスとか知識がまだ貧弱すぎるようで、それが得意な誰かに頼るべきなのかもしれないと感じ始めています。
僕と一緒にサービス作ってみたいって人いませんか?
いたらツイッターでDMください @kenta_s_dev
GitHubでメールアドレスも公開してますのでそちらからでも :pray:
アピールポイントとして、本業はバックエンドエンジニアですが、フロントエンドからインフラまで幅広くこなせます。 僕ひとりでエンジニア3役分くらいいけるのでサービス立ち上げにはうってつけだと思います(画像ストレージサービスのコーディング、GCP上への構築、運用を僕一人でやってます)。
社会にインパクトを与えるサービスをゼロから作ってみたいです