帝京大学の理工学部情報科学科通信教育課程を無事卒業しました 卒業式の会場は日本武道館でした
成績
成績はこんな感じです
ちょっと見づらいですね。すみませんが拡大して見てください。
「COPY」という透かしが入ってますが、原本は僕にくれないんでしょうか笑
総合基礎選択の「認定」は、放送大学で得た単位が認定されたものです kenta-s.hatenadiary.jp
最終的なGPAは2.82でした
数検関連記事第2弾です。第1弾はこちら↓
今回は数検2級を受けてきました。
2級は高校2年生向けで、数学1A・2Bの範囲から出題されます。
詳しくは以下をどうぞ
かつて数学Bにはベクトルが含まれていて、「数学Bと言えばベクトル」という印象を持っていた方も少なくないと思うんですが、新課程になって(この記事を書いている時点での高校2年生から)ベクトルは数学Cに移動されました。
つまり僕の勘違いでなければ高校2年生ではベクトルは習わないことになっているはずです。*1
数検2級も新課程に合わせて出題範囲からベクトルが消えるのか?消えないのか?と気になっていましたが僕が受けた回ではベクトルの問題は出ず、かわりに統計の問題が少し出題されました。
最近ほとんど数学をやってなくて(物理・化学ばかり勉強しています)気持ちとしては無勉強に近かったんですが、
去年青チャートをゴリゴリやったので「どんな勉強をしましたか?」と問われたら「青チャートをやりました」が一番近い答えになりそうです。
前回同様、試験対策のようなことはしていません。過去問も見ずに行きました。
近所の学習塾が会場だったんですが、自分以外に大人がいなくて「なんで保護者が席に座ってるんだ?」みたいな視線をあちこちから感じました。その謎の保護者がまさかそのまま問題を解き始めるとは思いもしなかったことでしょう笑
試験の形式は準2級のときとほとんど変わらず1次と2次にわかれていて、1次は答えだけを書き、2次は過程も記述するタイプの試験です。
難易度としては、共通テストの数学を少し簡単にして制限時間を激甘にしたようなレベル感でした。青チャートだとオーバーキルだと思います。
今回も凡ミスで失点していそうな気がしていますが、少なくとも解き方がわからない問題はありませんでした。
合格でした
あとで詳細が届くみたいなので届いたら貼ります。
次は準1級を受けたいと思います。
結果が届きました。簡単な印象だったので満点もありえるかも...なんて思っていたんですが、結局今回も数問間違えてました。
2次は記述なのでどこかで減点されてもなんら不思議ではないんですが問題は1次です。
今回は問題も答案も回収されてしまったのでどんな問題で間違えたのかわからないんですが、間違えた2問は全体正答率トップ2の2問なんですよね。
93.7%が正解する問題で間違えて、91.8%が正解する問題でも間違えているわけで、これには危機感を感じています。
解けない問題はなかったので両方計算ミスだとは思うんですが、だとしたら下位数パーセントレベルの計算精度だということになります。
どうしたら改善できるんだろう...
*1:かわりに数学Bに仮説検定などを含む統計が入っています
以前から趣味としてのんびりと数学を勉強していましたが、最近は訳あって割とガチめに高校数学を勉強しています。
真面目に数学の勉強を始めてからそろそろ1年*1が経つので腕試しに数検でも受けてみようと思い、まずは高校1年生レベルの数検準2級を受けてみることにしました。
画像1 気が付くといつも机の端に参考書バーガー
今回はあくまでも「自分の数学力を確かめたい」というのが目的です。仮に不合格でも特に問題ない*2ので過去問や試験対策など一切やらずに受けてきました。
公式サイトによると、数検準2級の出題範囲は以下の通りです
画像2 準2級の検定内容の構造
目安となる学年は「高校1年程度」とありますが、出題範囲には中学3年生レベルの問題が4割くらい含まれるようです。
中学生で学ぶ内容と高校生で学ぶ内容は被りがあるので(例: 因数分解)、どれが中学レベルの問題でどれが高校レベルの問題なのか、実際解いてみてもよくわかりませんでした。
正直自分には全部高校1年生レベルに見えてしまいましたが。
基本的にほとんど青チャートを使って勉強していますが、時々「合格る計算」「合格る確率」「鉄緑会基礎力完成数学I・A+II・B」などもやっています。
ところで、今年(2023年)に入ってからスタディプラスで勉強時間を記録し始めたんですが、この10ヶ月で青チャートだけで1A, 2B, 3C*3合わせて1200時間くらいやっているようです。
数検準2級を受けたタイミングでは「青チャート1Aの例題は95%くらいは解ける*4」という状態でした。1Aだけですでに400時間以上やっていますがなかなか完璧にはなりません。やはり青チャートの分量は凄まじいです。
画像3 実際に使っている青チャート1Aのある例題。なかなか覚えられず何度も同じ問題を解いている
ちなみに青チャートはほとんど例題しかやってません(理解が怪しい問題に限ってはページ下部の練習問題もやってます)。
会場は雑司ヶ谷の早稲田文理専門学校でした(外観の写真撮ればよかった)
中学生くらいの人が多かったので、中年の僕は少し浮いていたかもしれません。"中"までは一致してるんですけどね。受験者平均年齢を上げることに貢献できたのではないかと思います。
試験の内容については1次試験と2次試験があったので、それぞれ分けて書いていきます。
試験時間は50分で、解答用紙に答えだけを書きます(マークシートではなくて、「42」「3x」といった具合に回答欄に求めた答えを書きます)。
どの問題もびっくりするくらい簡単で、青チャートでは見たことがないような簡単な問題がいくつか出題されました。
参考までに、簡単すぎて最も衝撃を受けた問題はこんな感じです:
の値を求めよ
「自分の目か頭がおかしくなってしまったのではないか」「もしかしてこれは自分の知っている順列とは違うものなのではないか」と、答えを書く前に何度も確認してしまいました。
知識だけを問われるような問題が数学の試験で出題されるなんて想像すらしていなかったので、試験の終わりを待つ間「ちょっと役不足だったかな」「時間を無駄にしてしまったかな」みたいなことを考えていたと思います。
...このあと2次試験でぼこぼこにされるとも知らずに。
1次試験が終わったあと30分の休憩をはさんで2次試験で、試験時間は90分です。
2次試験では答えだけでなく解答に至るまでの過程も記述する必要があり、問題自体の難易度もぐっと上がります。
第1問からいきなりちょっとした閃きが要求される(工夫して典型問題の形にもっていく)問題で、いきなり雰囲気が変わったのを感じました。
とは言え日ごろ青チャートを解きまくっている自分に対応できないレベルではなく、「1次試験に比べると難しいけど2次試験も余裕だな。とっとと終わらせちまおう」なんて考えながら順調に解き進めます。
ところが最後の問題で状況が一変しました。
「ハッピー数」と呼ばれる整数に関連する問題*5で、問題はシンプルなんですがまったく解法が思いつきません。なんとか糸口を見つけようと手を動かしながら時間切れまで粘ったんですが結局ダメでした。
この1問が解けないだけならまだよかったんですが、試験が終わったあとに他の問題で計算ミスがあったことに気が付きました。
この問題に着手した時点ではたっぷり時間が余っていたので、適当なところでいったん切り上げて他の問題の見直しに時間を使っていれば...と悔やんでいます。
あとで知ったんですが「ハッピー数」というのは数学好きの間では割と有名な数字みたいですね。数強ならあの問題でハッピーになれるんでしょうか。
(ここからは結果が届いてから書いています)
合格でした。
1次簡単すぎぃ!みたいなことを書いてますが1次で1問間違えていました。カッコ悪いですね。結果がわかる前にあまりイキるものではないです。
2次は予想通り2問ミスです。
2次の最後のハッピー数の問題の正答率が40.4%と高いのが驚きなんですが、ツイッターを検索してみるとちょっとしたトリックがあったことがわかりました。
問題の内容は「400以上の最小のハッピー数を求めよ」というもので簡単な問題ではなかったんですが、この問題に関しては答えだけを書けばよく、しかも正解が404だったので、400, 401, 402, ...と順番に計算していくと、例え解き方がわからなくてもすぐに正解が見つかるように設定されていたようです(!)
反省すべき点はありますが、とりあえず合格ではあったので今度は2級を受けてきたいと思います。
3年目の結果は以下の通りです。
科目名 | 修得単位数 | 評価 |
---|---|---|
心理学 | 2 | A |
経済学 | 2 | A |
人間関係論 | 2 | B |
情報科学演習3 | 2 | A |
情報科学演習4 | 2 | A |
電磁気学2 | 2 | C |
論理回路 | 2 | A |
情報理論 | 2 | A |
通信方式 | 2 | S |
情報セキュリティ | 2 | S |
電波法及び電気通信法 | 2 | S |
情報システムデザイン | 2 | A |
コンピュータシミュレーション | 2 | B |
コンピュータアーキテクチャ | 2 | A |
オペレーティングシステム | 0 | D |
データベース論 | 2 | S |
ディジタル通信 | 2 | A |
画像情報処理 | 2 | A |
情報システム | 2 | B |
情報社会論 | 2 | A |
このうち「通信方式」「電波法および電気通信法」「データベース論」は資格をとって単位認定されたものです。去年(2021年度)の記事にも書いていたんですが、実際に認定されたのは2022年度でした。
オペレーティングシステムは履修したものの力及ばず試験で不合格となってしまい、来年に持ち越しです(評価Dだと単位もらえない)。
というわけで、修得できたのは合計32単位でした。
これまで修得した単位数は118なので卒業までに必要な単位数は残り6。あと少しで社会人大学生生活も終わりです(しんみり)
さきほど統計検定2級を受けてきました。合格でした。
忘れないうちにやったことや感想などを書いておこうと思います。
仕事で統計を使うことはほぼありませんが、大学で1年前に「数理統計学」という科目を履修していたので、完全にゼロから始めた方と比べると多少アドバンテージがあったかもしれません。
帝京大学 理工学部情報科学科通信教育課程 2年目が終わりました - kenta-s' blog
大学で学んだ「数理統計学」と内容が被るところもありましたが、統計検定2級のほうが少し範囲が広くて難しいです。
大学の科目修得試験が終わって時間ができたので、「ちょっと統計でも勉強してみよう」 -> 「マイルストーンとして統計検定が使えそうだ」という流れでまずは2級を申し込んでみました。
申し込んだ後に知ったんですが、データサイエンティストになりたい人が受けたりする検定らしいですね。なんでも応募条件として統計検定2級が必要になることがあるそうです。
僕としては現状データサイエンティストになりたいみたいな気持ちはなくて(まったく興味無いわけではないですが)、あくまで趣味というか中二病みたいなものです。なんかカッコよくないですか統計
とりあえず過去問を解けるようになることを目指して勉強しました。
使ったのはコレです。
日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2018〜2021年] | 日本統計学会 |本 | 通販 | Amazon
YouTubeで「とけたろうチャンネル」が統計検定2級に必要な内容を動画でわかりやすく解説してくれています。過去問で解けない問題があったときは関連する動画を探して観ていました。
ガイダンス【中学の数学からはじめる統計検定2級講座】 - YouTube
あとは大学の数理統計学のテキストを読み返したりしていました(公開情報じゃなくて申し訳ないです)
勉強期間は3週間くらいだったと思います。
実は申し込む直前まで他の本にも少し手を出していたんですが、統計検定2級の合格には寄与していないと思うのでにはここでは割愛します。
次は準一級を目指していこうと思います。気が向いたらやります
社会人大学生活2年目が終わったので感想などを残しておきます。
1年目はこちら
各科目の学習内容はこちらで確認できます → 帝京大学 宇都宮キャンパス
放送大学で取った単位を総合基礎科目として認定してもらえるとのことだったので、並行して放送大学でもいくつかの科目を履修していました。
これで総合基礎科目が10単位分認定されました。
放送大学で履修した科目などはこちら
資格で単位が認定される制度があるので以下の資格を取ってきました(12単位分)。
資格名 | 認定される科目名 | 単位数 |
---|---|---|
応用情報技術者試験 | 情報技術基礎 | 2 |
応用情報技術者試験 | 情報技術者演習 | 2 |
応用情報技術者試験 | データ構造とアルゴリズム | 2 |
データベーススペシャリスト | データベース論 | 2 |
第三級陸上特殊無線技士 | 電波法および電気通信法 | 2 |
第三級陸上特殊無線技士 | 通信方式 | 2 |
有効な資格は年度によって変わるようなので、入学を検討している等で参考にされる場合はご注意ください。*1
応用情報技術者試験は6単位なのに高度試験のデータベーススペシャリスト試験だと2単位なの?という疑問を持つかたがいるかもしれないので一応書いておくと、
データベーススペシャリスト試験だけでも情報技術基礎、情報技術者演習、データ構造とアルゴリズム、データベース論が認定されるようでした(DB試験だけで8単位)。
DB試験に一発で受かるかわからなかったので念のため応用情報も受けておいたという感じです。
結果的にいうと応用情報を取る必要はなかったんですが、あらためて基礎的な勉強ができたのでよかったと思います。
以上で、2021年度で修得した(または認定予定の)単位数は合計54になります。
Ⅰ期とⅡ期は課題提出、放送大学、応用情報技術者試験が重なってひいひい言いながら勉強していた記憶があります。Ⅱ期の試験が終わるまでは毎日日付が変わるまで勉強していました。*2
前半頑張った分、秋以降は余裕ができたので主に英語の勉強と練習をやっていたんですが、これについて書き始めると長くなってしまうのでどこか別の機会で書くことにします*3。
1年目と2年目を合わせてここまで合計86単位になります。
卒業までに必要な単位は残り38単位、あと2年で卒業できるように3年目も頑張ります。
先日受けたデータベーススペシャリスト試験の結果が出ていたのでやったことを残しておこうと思います。
会場は立教大学池袋キャンパスAでした。
現在社会人大学生をやっています。データベーススペシャリスト試験に合格するといくつかの科目で単位を認定してもらえる、というのが最大のモチベーションでした。
データ分析などの用途でSQLはほぼ毎日書いているので、多少アドバンテージあったと思います。
試験対策という意味での勉強期間は約1ヶ月でした。
応用情報技術者試験に合格した直後だったので免除でした。
午前2の対策はほぼ過去問道場だけでした。
午後の勉強は休日などまとまった時間がないと厳しいので、平日は空き時間でポチポチ過去問道場をやってました。
問題数が多くないのですぐに全問題答えまで暗記してしまい、網羅度は割と早い段階からこういう状態でした↓
本番でも半分くらい過去問がそのまま出たので午前2対策は(RDBMSの基礎的な知識があれば)過去問道場だけで十分だと思います。
午後対策は午後2も含めてとりあえずこの本を頭から読みました。
特典としてダウンロードできる解答用紙と解説が午後1、午後2ともにとても役立つのでデータベーススペシャリスト試験を受ける人には全力でおすすめします。
問1, 問2, 問3の問題をいくつか解いてみると、物理設計(問3)の問題が回によって当たり外れがあるように感じた*1ので問1と問2に絞って過去問を解きました。
直近5年分を3~4回くらい解いたと思います。
午後1は時間が厳しいので、解けそうで解けない問題に時間を費やしてタイムアウトしてしまう可能性があります。
過去問をやるときは時計を見ながら解いて「迷子になりそうになったらスキップする」感覚を身に着けておいたほうがいいです。
「情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2021年版」で"最重要問題"とされている問題(H31問1, H31問2, H30問1, H29問2, H25問2, H24問2)を全部解いてみた感触として、
問1
問2
という印象を持ちました。
1ヶ月あれば十分な時間を確保できるので、まだ余裕があると考えて問2に絞って勉強しました。
直近5年分(H28, H29, H30, H31, R2)過去問を3-4回くらい解いたと思います。とにかくたくさん直線を引くので定規を買っておくことをおすすめします(本番も定規持ち込み可能)。
得点分布
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/seiseki_bunpu/db03a_bunpu.pdf
午前2ではSQL、正規化などの基礎的な知識をおさらいできますし、午後1では、共有ロックと専有ロック、トリガー、トランザクション、チェックポイントなどのRDBMSの仕組みをある程度深く勉強することになります。
データベーススペシャリスト試験の対策として勉強した内容が実務で役に立つことも実際多くあったので、大学での単位認定を抜きにしても勉強してよかったと思います。
*1:2021年は問2で物理設計が出題されていて焦りました。順番が決まっているわけではないみたいですね。